Net Exhibition “BOOK HOUSE”
2005.08.12 / 顔合せ

その後、メールのやり取りで日程を決め、「顔合せ」をすることになった。
さて、どんな人たちなんだろう・・・・・。
建築家1のコメント
最初の顔合わせは、実はいつも結構緊張しているんです。
でも今回は私達と同じくらいの年齢のご夫婦だということと、最初のメールの印象が良かったので、またもちょっとわくわくしてお会いしました。

私達にとって最初に目に入ってくるのは、お客さまの雰囲気とスタイルです。今回のご夫婦は感覚的に近いものを感じたので、和やかに話が出来ました。

作品紹介や、設計工程の話などこちらから話すことがけっこう多かったにも関わらず、「じっくり聞いてくれるんだ...。」とこれまた好印象で、次回の物件見学と住宅見学の約束をして初顔合わせは終了した。
建築家2のコメント
メールで丁寧な文章を書く方なので、どんな方たちかなアを思っていましたが、実際お会いしてみるとカジュアルな服装の方たちでいい印象を受けました。

初めてのクライアントとお会いするとき、私たちがどこを見るかというと、まず服装やバックなどの持ち物ですね。車で来られる場合は車もチェックします。それを通して私達の感覚にあっている方たちがどうかを、私たちなりに見ています。
お金持ちかどうかを見ているわけではありません。あくまで感覚的なものです。

ちなみに私たちの乗っている車は不本意ながらオペルのヴィータとヴェクトラです。(中古です)
クライアント1のコメント
良い人。というのが顔合せ後の印象です。

よいしょ、ではありません。事務所にある住宅模型を見ただけで舞い上がっていたので、5割り増しということもあり得ますが。

なお、僕達の、特に僕の熱い思いを伝えようという気負いは、結果的には無用でした。建築家という敷居の高さを微塵も感じさせない事務所構えとお二人の外見のおかげでしょう。見た目や雰囲気はやはり大事かと。

相談というより雑談でした。その雑談から人となりとかいろいろと見られているのでしょうけど、僕もダメならダメでという一種気楽さはあったかと。ただ、これまでの短い人生と不動産物件巡りから得た教訓「一期一会」の心で、僕らなりの家観や暮らしぶり、無謀かとも思える理想・希望的な将来の家のかたちなどをお話させていただきました。一見の客にも、真剣に聞いてくれたかと感謝してます。清水の舞台からメールを送った甲斐もあるというもの。お金やスケジュールという夢とはかけ離れた実務的・現実的なお話もここできっちり。

唯一、疑問が残ったのは、二人が夫婦かどうかということ。どうでも良いことだけど、僕ら二人は、はなから素性を赤裸々に告白しているため、非常に気になる。気に出したら止まらないが、聞く勇気も今日のところはなし。

今日のところは本当に好感触。二人に家を作ってもらったら、どんな風になるだろうかと。木かコンクリートか、はたまたどんなものが飛び出してくるのか。妄想膨らみまくり。
クライアント2のコメント
「ねえねえ、何着てったらいい?」「好みとかわかるように、普段着てるものがいいんじゃない」。

お問い合わせメールの早くも3日後に訪れた顔合わせ。その日から夏休みだったせいも手伝って、妙に気分は高揚。わくわくする反面、でも結局のとこ、以前に会った建築家と同じようだったらどうしようという不安もよぎる。

果たして。初めて会ったm+oのお二人は、やはり雑誌でもった印象のままの好ましい人たちでした。互いの距離を少しずつ縮めていくように、遠慮がちにぽつり、ぽつりと私たちのことを聞いてくれる。いいなー。この間合い。

建築家を選ぶ条件っていろいろあると思うけれど、私はやっぱりコミュニケーションを重視したかった(もちろんデザインが好みという大前提を踏まえた上でですよ)。ちゃんと私たちの意を汲んで、「作品」としての家に昇華してくれる人。うん、この人たちで決まり。

「いい人たちだったね」。事務所を出て、そのまま帰省先の旭川に向かう。まだ何も始まっていないけれど、何か始まったようで心が躍る。CDなんかめったに買わないくせに、遠回りしてまでCDショップに寄ってスキマスイッチのニューアルバムを購入。「全力少年」をエンドレスで大合唱しながら、旭川へと車を飛ばしたのでした。
当然、顔合わせのときの写真など撮っているはずもなく、これはm+oの打合せ用テーブルです。ここでいつもクライアントと打合せをします。
▲フローチャート
これから始まる設計業務の流れと、どのタイミングでお金の支払いが発生するかを記したもの。「顔合せ」のときに必ずお渡ししている資料です。