『m+oのお店づくり』久々の更新です。

第2回は。何といきなりの変化球で、m+oの旧事務所です!

「お店じゃないじゃん・・・!?」って声が聞こえてきそうですが、、、お店のような事務所だったんですよ。

設計事務所ってね。。ほら、普段何やってるか良く分からないでしょ、敷居が高いっていうか、
一般の人たちにとっては、ホントに良く分からない特殊な職業なんではないかと、、、そんなことを常々思っていまして。

自分達の事務所は、そんな設計事務所の障壁のようなものを取り除いた、オープンでだれでも入って来れそうな、路面店のような事務所を作りたかったわけです。

今は無き宮の森の旧事務所は、ホームページでは小さな写真しか掲載していないので、今回大きい写真を載せてみました。
是非ご覧いただければと思います。

<バックナンバー>
宮の森の事務所

 2004年に発足したエム・アンド・オーは、当時札幌市中央区宮の森にある築40年の古びた木造家屋を事務所として使っていました。

 今は解体されてなくなってしまいましたが、とても愛着のあった事務所でした。
なぜなら、独立して間もない私たち自身が仲間達の手をかりながらセルフビルドでこの改修工事をしたからです。
 設計事務所らしからぬ、オープンで誰でも入って来れそうな、路面店のような設計事務所。
 それが宮の森の事務所でした。
 m+oの原点であります。

しかも、酒井さんの写真がじつにキレキレです!

<お店のポイント>

札幌市の中央区宮の森と西区山の手の境界を走る「文化通り」というマイナーな道路に面する、築40年の古い家屋。
新しい事務所にふさわしい中古物権を捜し求めて、毎週末、札幌市内を車で探し回っていたところ、偶然この事務所のようなお店のような中途半端な古びた家屋を見つけました。

おもての通りに面して一面ガラスのサッシ。構造的にはかなり不安定だけど、ここなら面白い事務所になりそうだと、早速大屋さんに連絡して、貸してもらえるようになりました。
しかも、建物は何の制限も無く自由にリフォームしてもいいという好条件付で。。。。

<お店のポイント>

リフォーム前はこのような状況。
元々小さな町の印刷屋さんが使っていたらしく、床には印刷機械が置かれていたところに、滑り止めが貼られていました。

新しい事務所のインテリアはとにかく真っ白のイメージ。
でも、ありきたりに、他のテナントよりとにかく明るく見せるだけのために白くするのではなく、何かこう明るくて清潔感があって、寛げる空間。

でも、ただ白いだけではなくて、何かポイントがほしい。

<お店のポイント>

全て自主施工です。
お金はかけられませんので、ホームセンターで工具(安物のインパクトドライバー、安物の丸ノコ、刷毛など)や材料(ペンキ、床材、ビスなど)を購入して、ひたすら造る。

施工期間は約5週間。

<お店のポイント>

出来上がるとこのように真っ白スッキリ空間が出来上がりました。ポイントの壁は癒し系でありながらもインパクトのあるグリーン。

この色がヒットして、その後いくつかの住宅で採用になった色です。

窓は既存のままで、白く塗装しただけです。
断熱材は一切入っていません。冬は寒く、ストーブを止めることができませんでした。

<お店のポイント>

間取りはこのようになっています。

入口の通りに面した方を「ギャラリー」と称して、打ち合わせスペース兼イベントスペースとし、突き当たりの一番奥側を仕事場、中間のスペースを書庫にしていました。

二人で事務所を始めたばかりだったので、最初はこれくらいのスペースで広々と仕事をしていましたが、その後猫が増えたり、スタッフが増えたり、今では、人間4人+猫1っ匹という規模になっております。

<お店のポイント>

ギャラリーでは様々なイベント企画しました。

イラストレーターのmikiさんや伊賀信さんの個展、塩見さんのミラノサローネ報告会や横井珈琲のコーヒー教室などなど、その記念すべき第一回目のイベントが写真家の酒井広司さんの個展でした。

<余談>

スタッフも増えたことで最終的には2階スペースを仕事場となりましたが、実はこの事務所が出来てから約1年半ほど大塚とネコとのアルネが一緒に2階に住んでいたということは、今となってはあまり知られていない事実であります。

2004年にこの事務所を立ち上げ、約9年間ここを拠点にしていましたが、2013年に現在の発寒の新事務所に移転しました。
宮の森事務所は解体され今はもう存在しません。。。

photo by 酒井広司