再々見積の結果が出た。
前回の打合せで決めた減額案を、もう一度2社にぶつけて再々見積をお願いした。
通常ならこの時点で業者を1社にしぼって、最終的な見積調整を進めているところだが、今回はクライアントの強い要望もあり、引続き2社にお願いした。
見積結果はめでたくビンゴ!
2社とも予算内におさまった。
おめでとう!
さてさて、どちらの業者を選びますか?
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建築家1のコメント
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またも、M建設・A建築頑張りました!...ですが。
2社とも金額内に収まりましたが、ごめんなさいA建築。
今回はクライアントのM建設の工事情報によるこだわりもあり、そちらに決まりました!
「BOOK HOUSE」はすっかり贅肉をそぎ落とされ、スレンダーな身になりました。
残った姿は「BOOK HOUSE」のイメージがより鮮明になったようです。
でも正直ちょっと淋しかったのは、浴室のガラスの大きさが変わったこと。
これがどのような姿になっていくのか...浴室がポイントになりそうです。
本棚の材料は減額案の打合せのときにいろいろと材料を提示しながらクライアントのイメージしているものが具体的に分かってきたので、これも今後のお楽しみですね。 |
建築家2のコメント
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やっとまとまりましたね。
2度にわたる減額交渉の末、予定金額には納まったわけですが、予定スケジュール的にはしっかりずれ込んでしまいました。
今回の打合せでは、当然そのあたりの話もあった訳なんですが、クライアントのご好意+ご提案により、「スケジュール延長」を了承していただきました。ありがとうございます。
そして、この結果を受け、自動的に「ネット・エキシビション」も期間延長が決定しました!
後日改めて、修正致します。
さて、減額によって、この「BOOK HOUSE」って、当初の計画からかなり変わっちゃったんでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。ほとんど変わりません。
まあ具体的にどこが変わったかというと、そうですね・・・例えば、本棚の材質がラバーウッドの集成材から積層合板に変わったりとか、可動棚の溝の数が減ったりとか、トイレの便器を安価なものに変えたりとか、浴室から強化ガラスがなくなったりとか、浴室のガラスモザイクタイルを同等品の別メーカーのもの変えたりとか、そのほかこまごましたものに見直しをかけたりしましたね。でも、計画の主旨やコンセプトにかかわる部分は、何も変わっていませんし、当初のイメージにかかわる部分もそのままです。
一つ変わるとしたら、やはり浴室ですかね。。当初浴室は壁一面が強化ガラスになっていて、本棚越しに光がきれいに透過するようになっていたんですが、さすがに高価すぎましたね。
強化ガラスは中止し、欄間から光を取り入れることにしました。(これなら普通ガラスでOK)
これもきれいだと思います。
さてさて、今日の打合せでは、これから工事をお願いする業者も決定しました。
これが今回のメインイベントなんですが、全会一致で『M建設』に決定です!!
まあMさんの実績を買って今回採用ですね。
若干の見積の不備+疑義を修正していただいて、次週工事契約となります。 |
クライアント1のコメント
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準備中 |
クライアント2のコメント
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意外に早く数字はあがってきた。
緊張の(顰蹙の?)再々見積もりお願いから2日後、まずは中間報告としてA建築が+8万円。ちょこちょこ見直した項目を反映させれば、予算内に収まることはまず確実という。
その2日後には、ついに吉報。M建設、予算ぴったり!
もちろん、2社ともに本棚の素材は積層合板でOKという前提での額だ。
さらに。A建築は最終的に予算−10万円という数字をはじき出してきた。
ようやく。ようやくですよ。
見積もり作業を開始してからぐつぐつに煮えていた脳みそも、やっと常温に戻っていく感じ。
そして決断。
M建設にお願いしよう。
m+oのお二人から聞いたM、Aそれぞれの強みや長所を考えると、BOOK HOUSEでより力を発揮してくれるのはM建設に違いないというのがその理由。
実は夫が建築雑誌で某建築家の「M建設の施工技術は道内随一」みたいなコメントを見つけて以来、結構早い段階からいわゆる「目をつけて」もいたんですね。
基本的にミーハーな私たちは、こういうのに弱い。
予算ぴったりとはいえ、10万円A建築より高いけれど。
確かに減額の段階で消えてしまったものも、グレードを落としたものもA建築よりいっぱいあるけれど。
もともと「何でもある便利な家」が欲しかったわけじゃなし。
トイレの棚がなくたって、最初からなければないものとして生活できるし、洗面器がスタルクから理科室になったって、これはこれで格好いい。
「らしい家」が欲しいという私たちの望みからいえば、M建設を選んだのも「らしさ」の一端。むしろ、M建設にお願いしたくて見積もり表と首っ引きでいるものいらないもの見つめ直した結果、「らしさ」が際立つことになったのかもと思うわけです。
あー、何だか憑きものが落ちた気分。
結果的にまた工期は延びたけれど、心は晴れ晴れ。
節目の常として、この日は焼肉で二人乾杯いたしましたとさ。 |