澄川のコーナーハウス 2021年 所在地北海道札幌市 用 途住宅 構 造木造2階建 敷 地99.21㎡ 規 模101.34㎡ 30坪の狭小地に建つ住宅。 敷地は三叉路に面していて、三角形に近い不整形な形状をしている。 敷地が曲がり角に面していることもあり「コーナーハウス」と名付けた。 狭小地で住宅をプランニングする上でまず最初にぶち当たる問題は、家族が集う場所であるリビングを1階に設けるか、2階に設けるかということ。 2019年に竣工した『アトリウムの家』では日当たりの悪い条件でありながらリビングを1階に配置し、上部に大きな吹抜けとライトボックスを設け明るく天井の高い空間を家の中心に据えることで、1・2階の一体感を作り出すことに成功している。 逆にリビングを2階に配置すると、必然的に1階はプライベートスペースとなり閉鎖的になりがちで、かつ1階と2階は分断されてしまい空間のつながりが損なわれてしまうことが多い。 このような問題を踏まえつつこの家では2階をリビングスペースとしているが、1階を水廻りや主寝室などプライベート性の高い室に限定し、2階にLDK+子供室+ロフトという室を配置した。2階の要素を多くすることと、3.4mという高い天井と低く見え隠れする折れ曲がったロフトを設けることで解放感と面白さを造った。 ステンレスバイブレーション仕上の造作キッチンの上には、電子レンジや炊飯器など生活感溢れるものを置かない。すぐ横のパントリー内に冷蔵庫以外のすべての家電を収容するように計画している。 赤いラワン合板のウォールの裏は通り抜けることが出来て、回遊性のある間取りとなっている。 ロフトのある家仕切らない家狭小住宅狭小地素材感造作キッチン
30坪の狭小地に建つ住宅。
敷地は三叉路に面していて、三角形に近い不整形な形状をしている。
敷地が曲がり角に面していることもあり「コーナーハウス」と名付けた。
狭小地で住宅をプランニングする上でまず最初にぶち当たる問題は、家族が集う場所であるリビングを1階に設けるか、2階に設けるかということ。
2019年に竣工した『アトリウムの家』では日当たりの悪い条件でありながらリビングを1階に配置し、上部に大きな吹抜けとライトボックスを設け明るく天井の高い空間を家の中心に据えることで、1・2階の一体感を作り出すことに成功している。
逆にリビングを2階に配置すると、必然的に1階はプライベートスペースとなり閉鎖的になりがちで、かつ1階と2階は分断されてしまい空間のつながりが損なわれてしまうことが多い。
このような問題を踏まえつつこの家では2階をリビングスペースとしているが、1階を水廻りや主寝室などプライベート性の高い室に限定し、2階にLDK+子供室+ロフトという室を配置した。2階の要素を多くすることと、3.4mという高い天井と低く見え隠れする折れ曲がったロフトを設けることで解放感と面白さを造った。
ステンレスバイブレーション仕上の造作キッチンの上には、電子レンジや炊飯器など生活感溢れるものを置かない。すぐ横のパントリー内に冷蔵庫以外のすべての家電を収容するように計画している。
赤いラワン合板のウォールの裏は通り抜けることが出来て、回遊性のある間取りとなっている。