Kibaco 2018年 所在地北海道札幌市西区 用 途住宅 構 造木造2階建 敷 地175.39㎡ 規 模102.65㎡ できるだけ分かりやすい言葉で建築を作りたい。 誰にでもわかる言葉で建築を作りたい。 『Kibaco』は、札幌市西区のごく普通の住宅地に建つ道南杉材で覆われた、木箱のような家。 施主とは敷地探しの段階から何度も話し合いをしながら、家についてのイメージや趣味など、特に奥様のこだわりであるパン作りのことなど価値観を共有しながら進めて行った。 当初はできるだけシンプルな木の箱を想定していたが、不定期にパン教室を行うことが重要な要望の一つだったため、建物の建ち方として純粋な住宅としてのあり方ともう一つ店舗としてのあり方の両方を兼ね備える必要があった。 外観は2面道路に接道したそれぞれの面に役割を与えることを考え、間口の狭い側が車の出入り口として主に住人専用のプライベートな出入口とし、南東に面した明るく間口の広い側は店舗の入口のようなしつらえとした。 敷地が緩やかに傾斜していることと、車庫を1台組み込むことからその高低差を利用することで必然的にスキップフロアとなった。 1階は車庫のほかダイニングとキッチン兼パン工房があり、そこでパン教室が行われる。1.5階はリビングとロフト付き子供スペース。2階は水廻りと主寝室。 内部の特徴としては、仕切りのないひと続きの空間でありながら、上に行くに従いプライベート性は高くなる。パン教室が行われる1階のスペースと上階を90度回転させることで、視線を遮ることが可能であるのと同時に、キッチンに立つと上階に見通しが効くようにも設計されている。 長い時間をかけ施主とイメージを共有しながら作り上げた、愛着のある家となった。 ウッディ―スキップフロアナチュラル仕切らない家土間のある生活素材感趣味を楽しむ造作キッチン
できるだけ分かりやすい言葉で建築を作りたい。
誰にでもわかる言葉で建築を作りたい。
『Kibaco』は、札幌市西区のごく普通の住宅地に建つ道南杉材で覆われた、木箱のような家。
施主とは敷地探しの段階から何度も話し合いをしながら、家についてのイメージや趣味など、特に奥様のこだわりであるパン作りのことなど価値観を共有しながら進めて行った。
当初はできるだけシンプルな木の箱を想定していたが、不定期にパン教室を行うことが重要な要望の一つだったため、建物の建ち方として純粋な住宅としてのあり方ともう一つ店舗としてのあり方の両方を兼ね備える必要があった。
外観は2面道路に接道したそれぞれの面に役割を与えることを考え、間口の狭い側が車の出入り口として主に住人専用のプライベートな出入口とし、南東に面した明るく間口の広い側は店舗の入口のようなしつらえとした。
敷地が緩やかに傾斜していることと、車庫を1台組み込むことからその高低差を利用することで必然的にスキップフロアとなった。
1階は車庫のほかダイニングとキッチン兼パン工房があり、そこでパン教室が行われる。1.5階はリビングとロフト付き子供スペース。2階は水廻りと主寝室。
内部の特徴としては、仕切りのないひと続きの空間でありながら、上に行くに従いプライベート性は高くなる。パン教室が行われる1階のスペースと上階を90度回転させることで、視線を遮ることが可能であるのと同時に、キッチンに立つと上階に見通しが効くようにも設計されている。
長い時間をかけ施主とイメージを共有しながら作り上げた、愛着のある家となった。